2023-07-28から1日間の記事一覧

読書ノート、邪馬台国がみえてきた3

弥生時代、人口1000人から3000人程度の小国が多くあった。吉野ケ里はその姿を伝えている。敵に対抗するための環濠集落とその周辺のわずかな農村が小国を形成していた。環濠集落は小国の構成員を守るためであり、また祭祀の場でもあった。吉野ケ里の全盛期は1…

読書ノート、邪馬台国が見えてきた2

近畿地方において、黒塚古墳の発掘を超える重要なものは奈良桜井市纒向遺跡の石塚古墳の発掘である。発掘担当者、吉野博信氏は、190年頃のものとするが、この本の著者は、220年前後に置く。纒向石塚古墳の周辺は、纒向遺跡と呼ばれる集落群で吉野ケ里の6倍の…