アート、文学などなど1

s氏の生涯にわたる関心事は、文学及び芸術事であったのですが、文学については、若き頃に行き詰まってしまい、鬱々とした長い時間が光陰矢の如くに過ぎ去ったのでした。その間、表現者としての彼を救ったものは、絵画との出会いでありました。絵画は、最初は、水彩画から始めて、教室にも通ったりしていたのでしたが、本来、自己のオリジナリティーを大切にする性質でありますから、本来なら、先生の受けはよくはないのだが、なにせおおらかで率直な態度が受け入れられて、たのしく学ぶ事ができたのでした。特に、その後、通いだした油絵教室は、もう十二三年は、通っているのか、家で絵を描く習慣ができた今でも通い続けているのです。